営業手法60 min read

営業フェーズとは?プロセス・フロー・ステージとの違いと7段階の設計・管理方法【2026年版】

著者: Terasu 編集部

営業フェーズとは?プロセス・フロー・ステージとの違いと7段階の設計・管理方法【2026年版】

営業フェーズとは、リード獲得から受注・フォローまでの営業活動を「いま案件がどの段階にあるか」がひと目でわかるように区切った、商談進行の段階区分のことである。各フェーズに「次の段階へ進めてよい条件(移行判定基準)」を定義することで、担当者の主観に頼らず案件の進捗を共通言語で管理できるようになる。営業プロセス(活動全体の設計図)の構成要素であり、商談フェーズ・営業ステージともほぼ同義で使われる。

この記事でわかること:

  • 営業フェーズの定義と、混同しやすい「営業プロセス・営業フロー・営業ステージ・営業確度」との違い(5語対応表)
  • 標準的な7つの営業フェーズと、各フェーズの役割・主担当・つまずきポイント
  • 各フェーズの「移行判定基準(exit criteria)」とKPI・歩留まりの読み方
  • 業種別(SaaS/製造/金融/医療/人材)でフェーズ設計がどう変わるか
  • フェーズはいくつに分けるべきか、Salesforce標準ステージの考え方
  • 営業フェーズ管理がうまくいかない原因と、SFA・CRM・DSRの役割分担

「人によって"提案中"の意味がバラバラ」「SFAのフェーズが実態とズレていて当てにならない」「どのフェーズで案件が落ちているのか分からない」——営業フェーズをめぐる悩みの多くは、フェーズの言葉が曖昧なまま運用されていることに起因します。

本記事では、営業フェーズの定義と用語整理から始め、標準7フェーズ、移行判定基準とKPI、業種別の設計差、フェーズ数の決め方、つまずきの原因と対策、ツール(SFA/CRM/DSR)の役割分担までを、ベンダー中立の視点で体系的に解説します。


営業フェーズとは|定義と基本の考え方

営業フェーズとは、営業活動を「初回接点 → 受注 → フォロー」までいくつかの段階に区切り、案件ごとに「いまどの段階にいるか」を明示するための区分です。一連の営業活動を工程に切り分け、各段階の目的と到達点を明確にすることで、チーム全体が同じ基準で進捗を語れるようになります。

なぜ営業活動を「フェーズ」に分けるのか

商談を1本の長い線のまま扱うと、「進んでいる/止まっている」を感覚でしか判断できません。フェーズに区切ると、案件の現在地が座標として定まり、次の3つが可能になります。

  • 進捗の共通言語化: 「いまヒアリング段階」「提案を出して社内検討待ち」と、誰が見ても同じ意味で進捗を共有できる
  • 滞留・ボトルネックの検知: どのフェーズに案件が溜まっているか、どこで失注が多いかが見える
  • 再現性のある育成: 「このフェーズでは何をすべきか」を型として教えられ、新人の立ち上がりが早くなる

営業フェーズは、いわば**商談を進めるための「地図」**です。地図上で現在地が分かるからこそ、次に向かうべき方向と、そこへ進むための条件が定義できます。

営業フェーズと「営業確度(ヨミ)」はセットで使う

実務では、フェーズ(どの段階か)と確度(受注できそうか=ヨミ)をセットで管理します。フェーズが進むほど受注確度が上がるのが理想ですが、「提案フェーズだが確度は低い」案件も存在します。フェーズ=進捗の位置、確度=受注の見込み、と役割を分けて捉えることが、正確な売上予測の出発点になります。両者の違いは次章の対応表で整理します。

営業フェーズの管理がいま重視される背景

営業フェーズの設計・管理が改めて注目されるのは、B2Bの購買行動が大きく変わっているためです。ガートナーの調査によれば、B2Bの買い手が営業担当者と接触する時間は購買プロセス全体のわずか17%にすぎず、残りの大半は買い手が自社でリサーチや社内検討に費やしています(出典: Gartner "The B2B Buying Journey")。さらに買い手は6〜10人の関与者で意思決定し、各自が独自に集めた情報を持ち寄るため、商談は一直線には進まず、行きつ戻りつしながら進行します。

営業担当者が「見えない」時間が長く、関与者も多いという状況では、勘や記憶に頼った進捗把握は通用しません。だからこそ、案件がどの段階にあり、次に進むには何が必要かを、フェーズという共通の物差しで管理することの重要性が増しています。営業フェーズの設計は、変化した購買行動に営業側のマネジメントを合わせるための基礎工事だといえます。


【独自】営業フェーズ・営業プロセス・営業フロー・営業ステージ・営業確度の違い

営業フェーズの検索で最もつまずきやすいのが、よく似た5つの言葉の混同です。「営業プロセス」「営業フロー」「営業ステージ」「営業確度」は、記事や企業ごとに定義がバラバラで、同じ意味で使われたり区別されたりします。ここで5語を1枚に整理します。

用語ひとことの定義粒度時間軸の視点主な用途SFA/CRM上の扱い
営業プロセスリード獲得〜受注〜フォローまでの活動全体の設計図最も大きい(全体)全体を俯瞰営業の「型」の設計プロセス定義(複数ステージの集合)
営業フェーズプロセスを区切った各段階(=現在地の区分)中(段階)いまどこにいるか進捗管理・滞留検知オポチュニティのステージ項目
商談フェーズ商談化以降のフェーズを指すことが多い(営業フェーズとほぼ同義)中(段階)商談の進み具合商談単位の進捗管理同上(商談=オポチュニティ)
営業ステージ営業フェーズの英語的言い換え(stage)中(段階)いまどの段階かフェーズと同じステージ(=フェーズ)項目
営業フロー各フェーズで「具体的にどう動くか」の手順小(行動)各段階の中の動き実務の手順・マニュアル活動(ToDo・ガイド)
営業確度(ヨミ)その案件が受注できそうかの見込み別軸受注の確からしさ売上予測(フォーキャスト)確度・ヨミ区分(A/B/C等)

一言で押さえる使い分け

  • 営業プロセス ⊃ 営業フェーズ ⊃ 営業フロー:プロセスは全体、フェーズはその区切り、フローはフェーズの中の動き、という入れ子の関係です。
  • 営業フェーズ ≒ 商談フェーズ ≒ 営業ステージ:この3つは実質ほぼ同義です。「ステージ」はSalesforceなど外資系ツールの表記、「商談フェーズ」は商談化以降に限定するニュアンスで使われる程度の差です。
  • 営業フェーズ ≠ 営業確度:フェーズは「位置」、確度は「見込み」。別の軸なので、両方を管理して初めて「どこまで進んでいて、どれくらい受注しそうか」が分かります。

「営業プロセスをどう設計するか」を体系的に知りたい場合は、BtoB営業プロセスの設計方法で、入口条件・出口条件・必須アクション・成果物・KPIの5要素まで踏み込んで解説しています。本記事は、その構成要素である「フェーズ」そのものの定義・数え方・運用に焦点を当てます。

よくある用語の誤用

  • 「営業フローを設計しよう」と言いながら、実際にはフェーズ(段階区分)の話をしている
  • 「ステージを進める」と「確度を上げる」を同じ意味で使い、フォーキャストが甘くなる
  • 各社で「提案」「商談」の指す段階が違うため、他社事例をそのまま自社に当てはめてズレる

用語を社内で統一しておくことが、フェーズ管理を機能させる前提条件です。

具体例で見る「フェーズ」と「フロー」の違い

混同しやすいフェーズとフローの違いを、ヒアリングを例に具体化します。

  • フェーズ(段階): 「ヒアリング」——この案件はいま課題を把握する段階にある、という現在地
  • フロー(手順): ヒアリングフェーズの中での動き、つまり「事前リサーチ → アイスブレイク → 現状確認 → 課題の深掘り → 予算・決裁者の確認 → ネクストアクションの設定」という一連の手順

フェーズは「どこにいるか」をマネジメントが把握するための区分、フローは「その場で何をどうするか」を現場が実行するための手順です。フェーズ管理は進捗の可視化と予測に、フロー(手順)は現場のマニュアル・トレーニングに使われます。両者は対立概念ではなく、フェーズの中にフローが入っている入れ子の関係です。実践的なヒアリングの手順は営業ヒアリングの極意で詳しく解説しています。


営業フェーズを設定・管理する5つのメリット

営業フェーズを明確に定義・運用すると、組織に次の5つの効果が生まれます。

1. 営業の属人化を防げる

フェーズと各段階のやるべきことが言語化されると、「売れる人の頭の中」が組織の共有知になります。担当者が変わっても、案件がどの段階で何が済んでいるかを引き継げるため、営業の属人化による失注や引き継ぎロスを減らせます。

2. 進捗と滞留がひと目で見える

案件ごとにフェーズが付くことで、「提案フェーズで2週間以上動いていない案件」のような滞留が検知できます。進捗の可視化を深掘りしたい場合は商談進捗の可視化ガイドも参照してください。

3. ボトルネックを特定できる

フェーズ別の通過率(歩留まり)を見ると、「ヒアリング→提案の通過率だけ極端に低い」といったボトルネックが浮かび上がります。どこを改善すれば受注が増えるかが、感覚ではなく数字で分かります。改善のリソースは限られているため、最も歩留まりの悪いフェーズに集中投下するのが効果的です。フェーズがなければ、こうした「効く一手」を見極めること自体ができません。

4. 売上予測(フォーキャスト)の精度が上がる

各フェーズの通過率が安定すると、「提案フェーズの案件が10件あれば、過去の通過率からおよそ何件受注しそうか」を見積もれます。フェーズと営業パイプライン管理を組み合わせることで、月次の着地予測が読みやすくなります。

5. 人材育成・マネジメントを強化できる

「いまヒアリングで止まっている案件が多い」と分かれば、ヒアリング研修やロープレに重点を置くなど、育成の打ち手をフェーズ起点で設計できます。1on1でも「どのフェーズでつまずいているか」を共通言語で話せます。メンバーごとにどのフェーズが弱いかを把握できれば、画一的な研修ではなく、個々の弱点に合わせた育成が可能になります。マネジメントの会話が「気合い」や「件数」ではなく、「どのフェーズの何を改善するか」という具体に変わることが、フェーズ管理がもたらす最大の変化かもしれません。


標準的な7つの営業フェーズと各フェーズの役割

業種や商材を超えて共通する、標準的な営業フェーズは7段階に整理できます。ここでは各フェーズの「目的・主担当・つまずきポイント」を押さえます。各フェーズの入口条件・出口条件・KPI設計の詳細はBtoB営業プロセスの設計方法に譲り、本章はフェーズの全体像に集中します。

#フェーズ目的主担当
1リード獲得見込み顧客との最初の接点をつくるマーケティング/IS
2アポイント獲得商談の機会を設定するインサイドセールス
3ヒアリング(初回商談)課題・予算・決裁構造を把握するフィールドセールス
4提案課題への解決策と価格を提示するフィールドセールス
5クロージング社内合意形成を支援し条件を詰めるフィールドセールス
6受注・契約契約を締結するFS/法務
7フォロー・既存深耕定着支援と追加提案につなげるCS/FS

フェーズ1: リード獲得

潜在顧客との最初の接点をつくる段階です。Webフォーム・展示会・セミナー・資料ダウンロード・テレアポなど複数チャネルから見込み客を集めます。このフェーズの成否は、後続のすべてのフェーズの母集団の質を決めます。つまずきは「ターゲット(ICP)が曖昧で、的外れなリードばかり増える」こと。リード数だけを追うと、質の低いリードが後段の通過率を下げます。詳しくはBtoBのリード獲得方法を参照してください。

フェーズ2: アポイント獲得

獲得したリードに対し、商談機会を設定する段階です。インサイドセールスが電話・メール等でアポを取得します。ここはマーケティングから営業へ案件が渡る最初のハンドオフ地点であり、引き継ぎ基準が曖昧だと案件が宙に浮きます。つまずきは「数だけ追って質の低いアポを量産し、後続フェーズで失注が増える」こと。アポの「数」と「質(商談化・受注につながる確率)」の両方を見ることが重要です。

フェーズ3: ヒアリング(初回商談)

顧客の現状・課題・目標、予算や決裁構造を深掘りする段階です。BtoB営業の成果を最も左右し、ここの質が後続すべての精度を決めます。つまずきは「製品説明に終始し、課題と決裁者を聞けていない」こと。BANTMEDDICの要素を確認できているかが目安になります。

フェーズ4: 提案

把握した課題に対し、解決策・見積・導入ロードマップを提示する段階です。つまずきは「機能の説明に偏り、顧客の社内で稟議を通すための材料(ROI・他部門への説明資料)を渡せていない」こと。

フェーズ5: クロージング

顧客の社内合意形成を支援し、契約条件を詰める段階です。B2Bでは前述のとおり買い手側が6〜10人の関与者で意思決定するため、現場担当だけでなく決裁者・関連部門の同意形成が鍵になります。買い手と売り手で次のアクションを共同管理するミューチュアルアクションプランが有効です。

フェーズ6: 受注・契約

契約を締結する段階です。価格・条件・SLA・開始日を確定します。合意が固まっていても、契約書のやり取りや押印プロセスで時間がかかり、失注ではないのに案件が長期停滞することがあります。つまずきは「口頭合意のまま契約書手続きで停滞し、年度末などのタイミングを逃す」こと。法務・購買部門を早めに巻き込み、締結までのスケジュールを合意しておくと停滞を防げます。

フェーズ7: フォロー・既存深耕

導入を支援し、成果を実感してもらい、追加提案(アップセル・クロスセル)や紹介につなげる段階です。受注は終点ではなく、既存深耕フェーズの起点です。このフェーズを軽視すると、せっかく獲得した顧客が定着せず解約・縮小に向かいます。逆に、初期の定着支援を丁寧に行えば、追加提案や紹介という次の商談機会が生まれ、フェーズが循環します。フォローフェーズの活動を「受注後のおまけ」ではなく独立したフェーズとして管理することが、LTV(顧客生涯価値)の最大化につながります。


【独自】各フェーズの移行判定基準(exit criteria)とKPIの目安

フェーズを列挙するだけでは管理は機能しません。重要なのは、**「いつ、次のフェーズへ進めてよいか」を誰が見ても同じに判定できる基準(exit criteria)**を持つことです。基準が曖昧だと、担当者ごとに「提案中」の意味がブレ、SFAのフェーズが実態とズレていきます。

次の表は、各フェーズの「次へ進める条件」「見るべきKPI」「つまずきの兆候」を整理したものです。フェーズごとの歩留まり(通過率)は商材・組織で大きく変わるため数値は示しませんが、この通過率の読み方は表の後で解説します。まずは自社の基準値を作るための出発点として活用してください。

フェーズ次へ進める条件(exit criteria)見るKPIつまずきの兆候
リード獲得連絡先+所属+興味分野が取得できているリード数・リードソース別CV率・CPLICP外リードの混入
アポ獲得商談日程が確定し初回資料を共有済みアポ獲得率(リード→アポ)アポの質が低く後段で失注
ヒアリング課題・予算感・決裁者・導入時期が確認できたヒアリング完了率・決裁者特定率決裁者が不明のまま提案へ進む
提案提案内容と価格を共有し、社内検討に入った提案書閲覧・社内展開人数担当者止まりで決裁者に届かない
クロージング決裁プロセスと最終意思決定日が合意できた通過率・滞留日数次アクション未定で音信不通
受注・契約契約条件が確定し締結手続きに入った受注率・契約リードタイム口頭合意のまま手続き停滞
フォローオンボーディングが完了し成果指標を合意定着率・追加提案発生率受注後に放置され解約・縮小

移行判定にフレームワークを使う

exit criteriaは、フレームワークと紐づけると客観性が増します。ヒアリング→提案の移行にはBANT(予算・決裁・ニーズ・導入時期)の確認、提案→クロージングの移行にはMEDDICのChampion(社内推進者)や決裁プロセスの把握、といった対応づけが有効です。「BANTの4要素が揃ったらヒアリング完了とみなす」と定義すれば、誰が見ても判定が一致します。

歩留まり(フェーズ通過率)の読み方

フェーズ別の通過率は、ボトルネックの発見装置です。たとえば「アポ→ヒアリングは高いのに、ヒアリング→提案だけ通過率が極端に低い」なら、ヒアリングの質か、提案への移行基準に問題があります。どのフェーズで案件が落ちているかは失注の起因分析と直結します。通過率を継続的に観測することで、感覚ではなくデータでフェーズ運用を改善できます。


営業フェーズと営業確度(ヨミ)を組み合わせて売上を予測する

冒頭で触れたとおり、フェーズ(どの段階か)と確度(受注できそうか=ヨミ)は別の軸です。フォーキャスト(売上予測)の精度を上げるには、この2軸を掛け合わせて管理します。フェーズが進んでいても確度が低い案件、フェーズは浅いが確度が高い案件を見分けることが、月次の着地予測を読む鍵になります。

フェーズ × 確度の管理イメージ

確度はA(高)/B(中)/C(低)の3区分で管理するのが一般的です。フェーズと確度を組み合わせると、各案件の「位置」と「見込み」が同時に把握できます。

確度目安の状態想定される受注見込み営業の打ち手
A(高)決裁者合意・最終条件の調整段階受注が濃厚クロージングの障害を取り除く
B(中)提案済み・社内検討が進行中受注しうるが不確実決裁者の巻き込みと次アクション設定
C(低)ヒアリング段階・課題が未確定読みづらい課題と予算・決裁構造の確認を優先

フォーキャストへの使い方

各フェーズの過去の通過率(歩留まり)が分かっていれば、「提案フェーズに金額1,000万円分の案件があり、提案→受注の通過率が40%なら、期待値は400万円」といった見積もりができます。確度区分はこの期待値を、案件個別の事情(競合状況・予算タイミング)で補正する役割を果たします。フェーズで母集団を、確度で個別補正を行うのが、現実的なフォーキャストの組み立て方です。

この2軸管理を機能させるには、フェーズと確度がどちらも実態を正しく反映している必要があります。だからこそ、後段で述べる「客観的なシグナルによる更新」が効いてきます。営業パイプライン管理とあわせて運用すると、パイプライン全体の健全性とフォーキャストを一体で管理できます。


【独自】業種別の営業フェーズ設計マトリクス

多くの解説は「標準7フェーズ」で止まりますが、実際には業種によって適切なフェーズ数・検討期間・関与者・固有のフェーズが大きく変わります。汎用フェーズをそのまま当てはめると、自社の商談実態と噛み合いません。代表的な5業種で整理します(数値は一般的な傾向の目安です)。

業種フェーズ数の目安検討期間の傾向主な関与者業種固有のフェーズ・特徴
SaaS/IT5〜7短〜中事業部門+情シス+決裁者無料トライアル/PoC、セキュリティチェックが独立フェーズ化しやすい
製造業(設備・部品)7〜10長(年単位も)技術・購買・品質・経営評価導入・PoC、図面/仕様すり合わせ、投資稟議・予算化が重い
金融7〜9中〜長事業部門+リスク・コンプラ+経営コンプライアンス審査・与信・セキュリティ監査が必須フェーズ
医療(機器・システム)7〜10医師・看護・技士・事務・経営デモ・評価導入、院内合意形成、予算サイクル(年度・補正)への接続
人材4〜6人事+現場+経営求人要件すり合わせ、スピード重視で短フェーズ化しやすい

設計のポイント(業種別)

  • SaaS/IT: トライアル・PoCが受注確度を大きく動かすため、「PoC実施中」を独立フェーズにし、PoCの成功条件(exit criteria)を事前合意しておくと滞留が減ります。
  • 製造業: 検討が長期化するため、フェーズに「投資稟議」「予算化」を明示し、顧客の予算サイクル(期初・補正)に商談を合わせる設計が効きます。製造業の営業デジタル化も参照してください。
  • 金融: コンプライアンス審査・与信といった、売り手の努力だけでは動かないフェーズが入ります。これを「提案」に押し込めず独立させることで、停滞の原因が見えやすくなります。
  • 医療: 複数職種の院内合意が必要で、予算が年度に紐づくため、決裁プロセスと予算タイミングをフェーズ設計に織り込みます。
  • 人材: スピードが命のため、フェーズを増やしすぎず4〜6段階に絞り、初動の速さを担保します。

業種を問わず、買い手側の6〜10人の関与者それぞれの検討状況が見えにくいことが、フェーズ管理を難しくします。この「ブラックボックス」をどう解消するかは、後段のツールの章で扱います。


【独自】営業フェーズの具体例|SaaSと製造業のフェーズ定義サンプル

抽象的な説明だけでは、自社のフェーズに落とし込みにくいものです。ここでは、検討期間も関与者も大きく異なる2業種について、フェーズ定義の具体例を示します(自社設計の出発点にしてください)。

例1: SaaS(中小企業向けクラウドツール)の7フェーズ

検討が比較的短く、無料トライアルが受注確度を左右する商材です。

#フェーズこのフェーズの到達点(出口条件の例)
1リード獲得資料請求・問い合わせで連絡先と利用目的を取得
2アポ・初回商談オンライン商談を実施し、課題と利用人数を確認
3トライアル開始無料トライアルを開始し、活用支援の初回接点を設定
4トライアル評価主要機能を試用し、効果と適合性を顧客が評価済み
5提案・見積料金プランと導入後の運用イメージを共有
6クロージング決裁者の承認と契約条件が合意
7受注・オンボーディング契約締結、初期設定・定着支援を開始

ポイントは、「トライアル」を2フェーズ(開始・評価)に分けていることです。SaaSではトライアルの活用度が受注を大きく左右するため、ここを1つにまとめると「トライアル中」の案件が滞留しても進捗が見えません。トライアルの成功条件(誰が・どの機能を・どこまで使えたら次へ進むか)を出口条件として事前合意しておくと、無料トライアルからの転換率が安定します。

例2: 製造業(生産設備の導入)の9フェーズ

検討が年単位に及び、技術・購買・経営が関与する高単価商材です。

#フェーズこのフェーズの到達点(出口条件の例)
1引き合い・情報提供課題と対象ラインの概要を把握
2現状調査・仕様すり合わせ要求仕様と制約条件を技術部門と確認
3提案・見積仕様に基づく提案書・概算見積を提示
4評価導入・PoCテスト機・サンプルで性能を顧客が評価
5投資稟議の準備投資対効果資料を提供し、稟議の起案を支援
6予算化次年度予算(または補正)への計上が決定
7最終交渉・条件確定価格・納期・保守条件を確定
8受注・契約発注書を受領し契約締結
9納入・アフターフォロー据付・立ち上げ支援、保守契約へ接続

製造業では、「評価導入(PoC)」「投資稟議の準備」「予算化」が独立フェーズになっているのが特徴です。これらは売り手の努力だけでは進まず、顧客の社内プロセスや予算サイクルに依存します。提案フェーズに押し込めず分けることで、「提案は終わっているが予算化待ち」という停滞の原因が正確に見えるようになります。

同じ「営業フェーズ」でも、業種が違えばこれだけ構成が変わります。他社のフェーズをそのまま借りるのではなく、自社の商談実態に合わせて設計することが重要です。


営業フェーズの作り方|5ステップで自社のフェーズを設計する

自社の営業フェーズをゼロから設計する、あるいは曖昧なフェーズを定義し直す手順を5ステップで示します。フェーズ「定義」に絞った手順であり、分業設計・データ基盤まで含む営業プロセス全体の設計はBtoB営業プロセスの設計方法で詳しく扱います。

ステップ1: 直近の商談を棚卸しする

まず、最近受注・失注した商談を10〜20件並べ、「実際にどんな順番で何が起きたか」を書き出します。理想のフェーズではなく、現実の商談の流れから出発するのがコツです。受注商談と失注商談を比べると、勝ち筋と落ちやすい段階が見えてきます。

ステップ2: 「顧客の意思決定が変わる点」でフェーズを区切る

フェーズの境界は、売り手の活動(電話した・訪問した)ではなく、買い手の状態が変わる点で引きます。「課題を認識した」「比較検討に入った」「社内稟議を始めた」——買い手の意思決定が一段進む地点がフェーズの切れ目です。活動量で区切ると、行動はしているのに前進していない案件を見逃します。

ステップ3: 各フェーズに移行判定基準(exit criteria)を定義する

本記事で繰り返し強調してきた、最重要のステップです。各フェーズに「これを満たしたら次へ進む」という条件を1〜2個、明文化します。BANTMEDDICの要素を基準に使うと、判定が客観化します。ここが曖昧だと、以降の運用すべてが崩れます。

ステップ4: SFAのステージ項目に落とし込む

定義したフェーズを、SFAのオポチュニティ・ステージとして設定します。このとき、フェーズ名は現場が直感的に分かる言葉にし、入力負荷を最小化します。フェーズと商談ステータス管理の関係(フェーズ=段階、ステータス=実態)を整理しておくと、項目の重複を避けられます。

ステップ5: 通過率を観測し、四半期ごとに見直す

運用を始めたら、フェーズ別の通過率と滞留日数を観測します。特定フェーズで通過率が低い、または滞留が長い場合は、定義や出口条件を調整します。フェーズ設計は一度で完成させるものではなく、運用しながら磨くものです。四半期に一度の見直しを習慣にすると、現場に定着します。


営業フェーズはいくつに分けるべきか|フェーズ数の決め方とSalesforce標準

「営業フェーズは7つが正解」とよく言われますが、正解の数は商材とサイクル長で決まります。重要なのは数そのものより、各フェーズの境界(exit criteria)が明確であることです。

フェーズ数を決める3つの判断軸

  1. 商材の複雑性: 高単価・長期検討の商材ほど段階を細かく(7〜10)、シンプルな商材は粗く(4〜6)
  2. 営業サイクルの長さ: 数週間で決まる商談は少なく、数ヶ月〜年単位の商談は多く分ける
  3. 分業体制: マーケ/IS/FS/CSの分業が進むほど、ハンドオフ地点をフェーズ境界にすると管理しやすい

Salesforce標準ステージの考え方

SFAの代表例であるSalesforceには、オポチュニティ(商談)の標準ステージが初期テンプレートとして用意されています。一般に、Prospecting(見込み)/Qualification(選別)/Needs Analysis(ニーズ分析)/Value Proposition(価値提案)/Id. Decision Makers(決裁者の特定)/Perception Analysis(認識の確認)/Proposal/Price Quote(提案・見積)/Negotiation/Review(交渉)/Closed Won(受注)・Closed Lost(失注)といった標準ステージが初期値として用意されています(出典: Salesforce Ben "Complete Guide to Salesforce Opportunity Stages")。これはあくまで初期値で、各社が自社の営業フェーズに合わせてカスタマイズして運用します。

細かすぎ・粗すぎの弊害

  • 細かすぎる: 入力負荷が増え、現場がフェーズ更新を後回しにし、SFAが実態とズレる
  • 粗すぎる: 「提案中」に案件が滞留しても、その中の進捗が見えずボトルネックを特定できない

迷ったら、まず標準7フェーズから始め、滞留が見えにくいフェーズだけを分割していくアプローチが安全です。


営業フェーズ管理がうまくいかない原因と対策

フェーズを定義しても、運用が形骸化する組織は少なくありません。よくある4つの原因と対策を整理します。

原因1: フェーズ更新が主観で、更新漏れが起きる

最大の問題は、フェーズの更新が営業担当の主観と手作業に依存していることです。「たぶん提案フェーズ」「更新を忘れていた」が積み重なると、SFAのデータが信頼できなくなり、フォーキャストが狂います。

対策: exit criteriaを明文化し、「この条件を満たしたらこのフェーズ」とルール化する。さらに、後述するDSRの閲覧データのような客観的なシグナルで更新を補完する。

原因2: フェーズ定義が曖昧で、人によりブレる

「提案」が、人によっては見積提示、別の人には初回プレゼンを指す——定義の揺れは、進捗データを無意味にします。

対策: 各フェーズの定義と出口条件を1枚にまとめ、全員で合意する。他社の7フェーズをそのまま借りず、自社の言葉で定義する。

原因3: 部署間のハンドオフで案件が取りこぼされる

マーケ→IS→FS→CSと案件が渡る過程で、引き継ぎ基準が曖昧だと案件が宙に浮きます。

対策: フェーズ境界=ハンドオフ地点として、「何を満たしたら次部署へ渡すか」を定義する。商談ステータス管理BtoB営業の進捗管理の仕組み化が有効です。

原因4: SFAへの入力が負担で形骸化する

フェーズ管理がSFAへの「報告作業」になると、現場は最低限しか入力しなくなります。

対策: 入力項目を絞り、フェーズ更新が現場のメリット(次アクションの明確化)に直結するよう設計する。入力を増やすより、自動で取得できるデータを増やす方向で考えます。

営業フェーズ管理を組織に定着させる3つのコツ

原因への対策を踏まえ、フェーズ管理を形骸化させずに定着させるコツを3つ挙げます。

  1. 小さく始める: 最初から10段階の精緻なフェーズを作らず、標準7フェーズで運用を回し、見えにくい所だけ後から分割する。完璧な設計より、回る設計を優先します。
  2. マネジメントが「フェーズの言葉」で話す: 1on1や案件レビューで「いまどのフェーズ?出口条件は満たした?」と問い続けることで、フェーズが現場の共通言語として根づきます。マネージャーが金額や受注見込みだけを問うと、フェーズ管理は報告作業に堕します。
  3. 更新を人の善意に頼らない: 主観の更新には限界があります。顧客の行動データなど、客観的に取得できるシグナルで進行・停滞を補完する仕組みを用意します。次章のDSRがその一例です。

営業フェーズを管理するツール|SFA・CRM・DSRの役割分担

営業フェーズの管理ツールというとSFA一択で語られがちですが、実際にはSFA・CRM・MA・DSRが役割を分担します。

ツール主な役割フェーズ管理での位置づけ
SFA商談・案件の進捗管理フェーズ(ステージ)の記録・通過率の集計の中心
CRM顧客情報の一元管理フェーズ進行の前提となる顧客・履歴データの基盤
MAリードの獲得・育成リード獲得〜アポ前フェーズの自動化
DSR顧客との共有・閲覧トラッキングフェーズ進行を顧客側の行動データで客観判定

SFAはフェーズ管理の中心ですが、前述の通りフェーズ更新が担当者の主観に依存するという構造的な弱点があります。SFAだけに頼る限界はSFAの限界とDSRでも整理しています。

【独自】DSRでフェーズ進行を客観判定する

ここで有効なのが、デジタルセールスルーム(DSR)です。DSRは、提案資料・見積・導入計画などを顧客と共有する専用の空間で、顧客が「いつ・何を・どれだけ見たか」を可視化できます。

この閲覧・エンゲージメントデータは、フェーズ進行の客観的なシグナルになります。たとえば——

  • 提案資料を決裁者とみられる複数人が閲覧した → 社内検討が始まった(提案→クロージングへ進行の兆候)
  • 共有から2週間まったく閲覧されていない → 案件が停滞している(滞留アラート)
  • 料金ページや契約条件の再閲覧が増えた → 検討が最終段階に入った兆候

営業担当の「たぶん提案中」という主観ではなく、買い手の実際の行動でフェーズの進行・停滞を判断できるため、SFAの更新漏れや実態とのズレを補えます。前述した「買い手6〜10人の検討状況が見えないブラックボックス」も、DSRの共有空間で関与者ごとの閲覧状況が見えることで解消に向かいます。

具体的には、DSRの閲覧データはフェーズ管理を次のように補強します。

  • 移行判定の客観化: 「提案書を決裁者が閲覧した」という事実を、提案→クロージングへの移行判定基準(exit criteria)の一部に組み込める
  • 滞留の早期検知: 一定期間アクセスがない案件を自動で洗い出し、フェーズが実態より進んでいる「見せかけの前進」を発見できる
  • 確度補正の根拠: 閲覧の深さ・頻度・関与人数を、A/B/Cの確度区分を裏づけるデータとして使える

このように、SFAが記録する「申告ベースのフェーズ」に、DSRが提供する「行動ベースのシグナル」を重ねることで、フェーズと確度の両方を実態に近づけられます。DSRの全体像はデジタルセールスルーム完全ガイドを参照してください。

営業フェーズの進行をTerasuで客観的に把握する

TerasuのDSRなら、提案資料を顧客と共有しつつ、誰がどの資料をどれだけ見たかを可視化。SFAの主観フェーズに、買い手の行動シグナルを重ねて滞留と進行を見える化できます。

無料ではじめる

まとめ|営業フェーズは「定義の明確さ」で決まる

営業フェーズの管理がうまくいくかどうかは、フェーズの数や名前よりも、各フェーズの定義と移行判定基準がどれだけ明確かで決まります。本記事の要点を振り返ります。

  • 営業フェーズとは: 営業活動を「現在地が分かる」ように区切った段階区分。営業プロセスの構成要素
  • 5語の整理: プロセス(全体)⊃ フェーズ(段階)⊃ フロー(手順)。ステージ・商談フェーズはフェーズとほぼ同義、確度は別軸
  • 標準7フェーズ: リード獲得→アポ→ヒアリング→提案→クロージング→受注→フォロー
  • 移行判定基準(exit criteria): 「次へ進める条件」を明文化し、BANT・MEDDICと紐づけて客観化する
  • 業種別設計: SaaS(PoC)、製造(投資稟議)、金融(コンプラ審査)、医療(院内合意)、人材(短フェーズ)で設計が変わる
  • フェーズ数: 正解は商材・サイクル長で決まる。標準7から始め、滞留が見えにくい所だけ分割する
  • ツールの役割分担: SFAが中心、DSRが顧客の行動データでフェーズ進行を客観判定し主観のズレを補う

まずは自社の現状フェーズを棚卸しし、各フェーズに「次へ進める条件」を1つ定義することから始めてください。完璧な設計を一度に目指すより、標準的なフェーズで運用を回しながら、見えにくい箇所を少しずつ磨いていくアプローチのほうが、現場に定着しやすい営業フェーズを生みます。フェーズ全体の設計手順を体系的に進めたい場合は、BtoB営業プロセスの設計方法も合わせて活用してください。


よくある質問

営業フェーズとは何ですか?

営業フェーズとは、リード獲得から受注・フォローまでの営業活動を「いま案件がどの段階にあるか」が分かるように区切った段階区分です。各フェーズに次の段階へ進める条件(移行判定基準)を定義することで、担当者の主観に頼らず案件の進捗を共通言語で管理できます。営業プロセスの構成要素で、商談フェーズ・営業ステージともほぼ同義で使われます。

営業フェーズと営業プロセス・営業フロー・営業ステージ・営業確度の違いは?

営業プロセスは活動全体の設計図、営業フェーズはそれを区切った各段階、営業フローは各フェーズの中での具体的な動き(手順)です。「プロセス ⊃ フェーズ ⊃ フロー」の入れ子関係になります。営業ステージと商談フェーズは営業フェーズとほぼ同義です。営業確度(ヨミ)は「受注できそうか」という別の軸で、フェーズ(位置)とセットで管理します。

営業フェーズはいくつに分けるのが正解ですか?

正解の数は商材とサイクル長で決まります。高単価・長期検討の商材は7〜10段階、シンプルな商材は4〜6段階が目安です。数そのものより、各フェーズの境界(次へ進める条件)が明確であることが重要です。迷ったら標準的な7フェーズから始め、滞留が見えにくいフェーズだけを分割していくのが安全です。

Salesforceの営業フェーズ(ステージ)はどう定義されていますか?

Salesforceにはオポチュニティの標準ステージが初期テンプレートとして用意されており、Prospecting・Qualification・Needs Analysis・Value Proposition・Id. Decision Makers・Perception Analysis・Proposal/Price Quote・Negotiation/Review・Closed Won・Closed Lostといった標準ステージが用意されています。これは初期値で、各社が自社の営業フェーズに合わせてカスタマイズして運用するのが一般的です。

フェーズを次に進める判定基準(exit criteria)はどう決めますか?

各フェーズに「これを満たしたら次へ進む」という条件を明文化します。たとえばヒアリング→提案なら「BANTの4要素(予算・決裁・ニーズ・導入時期)が確認できた」、提案→クロージングなら「決裁プロセスと最終意思決定日が合意できた」などです。フレームワークと紐づけると、誰が見ても判定が一致しやすくなります。

営業フェーズ管理がうまくいかない原因は何ですか?

主な原因は、(1)フェーズ更新が担当者の主観・手作業に依存し更新漏れが起きる、(2)フェーズ定義が曖昧で人によりブレる、(3)部署間のハンドオフで案件が取りこぼされる、(4)SFA入力が負担で形骸化する、の4つです。対策は、移行判定基準の明文化と、客観的なシグナル(DSRの閲覧データなど)での補完です。

業種によって営業フェーズはどう変わりますか?

業種でフェーズ数・検討期間・関与者・固有フェーズが変わります。SaaSはトライアル/PoCやセキュリティチェックが独立フェーズ化しやすく、製造業は投資稟議・予算化が重く長期化、金融はコンプライアンス審査が必須フェーズ、医療は院内合意と予算サイクルが絡み、人材はスピード重視で短フェーズ化します。汎用フェーズの流用ではなく、自社業種に合わせた設計が必要です。

営業フェーズ管理にはどんなツールが必要ですか?

SFAがフェーズ(ステージ)記録と通過率集計の中心、CRMが顧客データの基盤、MAがリード獲得〜育成、DSRが顧客の閲覧データによるフェーズ進行の客観判定を担います。SFA単体ではフェーズ更新が主観に依存する弱点があるため、DSRの行動シグナルを重ねると、滞留や進行を客観的に把握できます。

営業フローと営業フェーズの違いを一言で言うと?

営業フェーズは「どの段階にいるか」という現在地の区分、営業フローは「その段階で具体的にどう動くか」という手順です。フェーズが地図上の現在地なら、フローはそこでの歩き方にあたります。フェーズはマネジメント・進捗管理に、フローは現場の実務マニュアルに使われます。

関連記事

営業フェーズとは?プロセス・フロー・ステージとの違いと7段階の設計・管理方法【2026年版】 | Terasu ブログ