Terasu vs PandaDoc 比較|DSRと電子署名ツールの違いと使い分け
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Terasu vs PandaDoc 比較|DSRと電子署名ツールの違いと使い分け

著者: Terasu 編集部

Terasu vs PandaDoc 比較|DSRと電子署名ツールの違いと使い分け

Terasu vs PandaDoc 比較のイメージ

TerasuはDSR特化の商談共有基盤、PandaDocは提案書作成・電子署名に強みを持ち、カテゴリが根本的に異なる。

「TerasuとPandaDocのどちらを入れるべきか」——こう聞かれることがありますが、実は両者は競合というより補完関係に近いツールです。TerasuはDSR(商談の共有ワークスペース)、PandaDocは提案書の作成と電子署名が主軸です。

本記事では、両製品の位置づけの違いを整理し、自社の営業プロセスに合ったツール選定のポイントを解説します。

カテゴリの違い: DSR vs ドキュメント管理

比較軸Terasu(DSR)PandaDoc(ドキュメント管理)
主目的買い手との商談共有基盤提案書作成・電子署名
中心機能閲覧分析、MAP、コミュニケーションテンプレート、電子署名、ワークフロー
買い手の体験専用ルームで資料・タスクを一元閲覧個別ドキュメントの閲覧・署名
対象フェーズ商談全体(初回〜契約〜オンボーディング)提案〜契約締結
CRM連携商談データの双方向同期ドキュメントステータスの同期
料金フリープラン有り月額$19〜/ユーザー

機能の深さ: それぞれの強み

Terasuの強み: 商談体験の統合

TerasuはDSRとして、商談に関わるすべての要素を1つのルームに統合します。

  • ブロックエディタ: ルーム内にコンテンツを直接作成(PDFアップロード以外にも対応)
  • 閲覧分析: ページ単位の滞在時間、関与者マップで閲覧データを深掘り
  • MAP: 合意型営業計画で商談の進捗を買い手と共同管理
  • コミュニケーション: ルーム内チャットで商談の文脈を保存
  • オンボーディング連携: 契約後のCSチームへの引き継ぎ

PandaDocの強み: ドキュメント作成と署名

PandaDocは提案書の作成から電子署名までのワークフローに特化しています。

  • テンプレートエンジン: ドラッグ&ドロップで提案書・見積書・契約書を作成
  • 電子署名: 法的効力のある電子署名を組み込んだワークフロー
  • 承認フロー: 社内の承認プロセスを自動化
  • CPQ(見積もり自動化): 商品カタログと連動した自動見積もり
  • ペイメント連携: Stripe連携で署名と同時に決済

詳細機能比較に関するビジュアル

詳細機能比較

各機能をさらに詳しく比較します。

資料管理と配信

Terasuは商談ルーム内で資料を一元管理し、顧客ごとに専用の共有スペースを持ちます。PDFのアップロードだけでなく、ブロックエディタでコンテンツをルーム内に直接作成できる点が特徴です。複数資料をフェーズ別に整理し、「今読むべき資料」を顧客に直感的に伝えられます。

PandaDocはテンプレートから提案書・見積書・契約書を素早く生成することに強みがあります。CRMのデータ(顧客名・金額・商品情報)を自動的に差し込み、パーソナライズされた提案書を数分で作成できます。

顧客分析とインサイト

Terasuはページ単位・秒単位の詳細な閲覧ログを取得します。「価格ページを5回確認している」「技術仕様書の閲覧時間が長い」といったシグナルを商談担当者にリアルタイムで通知します。また、商談ルームに新しい関係者が参加したタイミングも把握でき、マルチスレッド営業の設計に活用できます。

PandaDocはドキュメント単位の閲覧ログを提供します。「誰がいつ提案書を開いたか」「どのセクションを確認したか」がわかり、フォローアップのタイミング判断に役立ちます。ただし、ページ単位の滞在時間はTerasuほど詳細ではありません。

ワークフローと承認

Terasuミューチュアルアクションプラン(MAP)を核にした商談ワークフローを提供します。売り手と買い手双方のタスクを同一プラットフォームで管理し、「誰が何をいつまでに完了するか」を透明化します。マイルストーン管理で商談の健全性を可視化できます。

PandaDocは社内承認ワークフローに強みがあります。「営業 → 法務 → 経営」という多段階承認フローを設定でき、承認者ごとのアクションを自動化します。外部(顧客)の電子署名取得まで一気通貫でカバーするのが特徴です。

統合・連携

連携先TerasuPandaDoc
Salesforce双方向同期ドキュメントステータス同期
HubSpot双方向同期ドキュメントステータス同期
Slack通知連携通知連携
Stripe非対応決済連携
Zapier対応対応
SSO(SAML)対応対応(上位プランのみ)

ユースケース別の使い分け

PandaDocが最適なケース

  • 提案書・見積書の大量生産: テンプレートから高品質なドキュメントを素早く作成したい
  • 電子署名が必須: 契約書の電子署名ワークフローを構築したい
  • SMBの短期商談: 提案→署名→契約のサイクルが1〜2週間で完結する案件
  • CPQが必要: 複雑な見積もりを自動化したい
  • 社内承認フローの自動化: 複数部門の承認を効率化したい

Terasuが最適なケース

  • エンタープライズの長期商談: 複数の意思決定者とマルチスレッドで商談を進めたい
  • MAP重視の営業: 買い手と共同でタスク管理をしたい
  • 閲覧データの活用: 誰が何を見たかを詳細に分析したい
  • 商談〜オンボーディングの一貫管理: 契約前後を同じ基盤で管理したい
  • セキュアな資料共有が必要: アクセス制御・ダウンロード制限・監査ログが必要な企業

両方を併用するケース

TerasuとPandaDocは併用も可能です。

  • Terasuで商談を管理: 資料共有、MAP、コミュニケーションをDSRルームで
  • PandaDocで契約を処理: 見積書の作成と電子署名はPandaDocで
  • 連携: TerasuのルームからPandaDocのドキュメントにリンクし、署名完了をトリガーに次のフェーズに進行

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料金体系の比較

Terasu

Terasuはフリープランから始められます。小規模チームでDSRを試したい場合に最適です。

プラン月額特徴
Free無料3ルームまで、基本閲覧追跡
Starter要問合せルーム数無制限、詳細分析
Business要問合せCRM連携、SSO、監査ログ
Enterprise個別見積カスタム統合、SLA保証

PandaDoc

PandaDocは機能に応じて複数のプランがあります。

プラン月額/ユーザー特徴
Essentials$19基本テンプレート、電子署名
Business$49CPQ、承認ワークフロー、CRM連携
Enterprise個別見積SSO、高度な分析、専任サポート

日本市場での選定ポイント

電子署名の法的効力

日本の電子署名法では、電子署名の法的効力に「当事者型」と「立会人型」の区別があります。PandaDocの電子署名は立会人型に該当し、多くのBtoB取引で利用可能ですが、一部の公的手続きでは当事者型が求められる場合があります。重要な契約書の場合、事前に法務部門に確認することを推奨します。

日本語対応

  • Terasu: 日本語ネイティブ対応。UIもサポートも日本語
  • PandaDoc: 英語中心のUI。日本語ドキュメントの作成は可能だが、UIの一部は英語

日本語サポートの有無は、現場担当者の導入定着率に大きく影響します。特に営業現場では、英語UIが定着の障壁になるケースが少なくありません。

セキュリティ要件

日本企業のセキュリティポリシーに適合するか確認が必要です。データの保管場所、暗号化方式、監査ログの保持期間などを比較検討しましょう。特にISMSやプライバシーマークを取得している企業では、データの国内保管要件が求められるケースがあります。

ISMS・SOC 2対応

Terasu: SOC 2 Type II取得済み。データは国内サーバーに保管。 PandaDoc: SOC 2 Type II取得済み。データはAWS米国リージョンに保管(GDPR対応あり)。

国内データ保管を必須とする企業には、この点で差異があります。

選定フローチャート

自社に最適なツールを判断するための質問フローです。

  1. 商談サイクルは3ヶ月以上か?
    • はい → Terasuが有力(長期商談のエンゲージメント管理に強い)
    • いいえ → 次の質問へ
  2. 電子署名が最優先か?
    • はい → PandaDocが有力
    • いいえ → 次の質問へ
  3. 複数の意思決定者との合意形成が重要か?
    • はい → Terasuが有力(MAP、閲覧者分析が効く)
    • いいえ → PandaDocで十分な可能性
  4. 契約後のオンボーディングも一元管理したいか?
    • はい → Terasuが有力
    • いいえ → 要件に応じて選択
  5. 提案書の作成工数を削減したいか?
    • はい → PandaDoc(CPQ・テンプレートが強力)
    • いいえ → どちらも選択肢に

DSR比較ガイドも合わせてご覧ください。

移行・併用を成功させるポイント

既存ツールからの移行

すでに一方のツールを利用している場合、いきなり全機能を移行するより段階的なアプローチが効果的です。

PandaDoc → Terasu移行の場合

  1. まず新規商談のみTerasuを試す
  2. DSRの効果を確認したら全商談に展開
  3. 電子署名はPandaDocを継続利用しながら、商談管理をTerasuに移行

Terasu + PandaDoc併用の場合

  1. Terasuで商談ルームを作成し、顧客を招待する
  2. 商談が成熟したらPandaDocで見積書・契約書を作成する
  3. PandaDocのドキュメントURLをTerasuルームに貼り付けて共有する
  4. 署名完了後、TerasuのMAPで次フェーズに進む

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よくある質問

TerasuにはPandaDocのような電子署名機能はありますか?

Terasuは電子署名を専門機能としては提供していません。契約書の電子署名が必要な場合は、PandaDocやクラウドサインなどの電子署名ツールと組み合わせて利用することを推奨します。TerasuのルームからPandaDocのリンクを共有する形で、スムーズに連携できます。

PandaDocにTerasuのようなMAP機能はありますか?

PandaDocは基本的なタスク管理機能はありますが、TerasuのMAP(買い手と売り手が共同でマイルストーンを管理する機能)ほど深い機能はありません。長期商談でMAPが重要な場合はTerasuが適しています。

PandaDocからTerasuへの移行は可能ですか?

PandaDocで作成したドキュメントのテンプレートはそのまま移行できませんが、PDFとしてエクスポートしてTerasuにアップロードすることは可能です。両ツールの併用から始め、段階的に移行する方法を推奨します。

TerasuとPandaDocを同時に使う費用対効果はありますか?

エンタープライズB2B営業では、両ツールを使い分けることで効果が最大化します。Terasuで商談エンゲージメント(受注率平均25%向上)を高め、PandaDocで契約処理を効率化(締結期間60%短縮)することで、商談全体の ROIが向上します。まずTerasuの無料プランで試した上で判断することを推奨します。

小規模営業チームにはどちらが向いていますか?

チームの主な課題次第です。「商談が長期化・停滞する」「意思決定者を把握しきれない」という課題ならTerasu、「提案書の作成に時間がかかる」「電子署名のフローを整備したい」という課題ならPandaDocを先に試すことを推奨します。どちらも無料・低コストから始められます。

CRMと両ツールはどのように連携しますか?

Terasuはフェーズ変更・閲覧データ・MAP進捗をCRM(Salesforce/HubSpot)にリアルタイムで同期します。PandaDocはドキュメントの作成・送付・署名完了のステータスをCRMに記録します。両ツールを使えば、商談管理から契約締結まで一貫したCRMデータが蓄積されます。

日本語サポートの品質はどう違いますか?

Terasuは日本語ネイティブ対応で、サポート・ドキュメント・UIすべてが日本語です。PandaDocは英語メインのUIですが、サポートはメール対応で日本語対応が一部可能です。日本企業の営業現場での定着率を重視するならTerasuが有利です。

テラスとPandaDocはどちらが先に導入すべきですか?検討の優先順位は?

「商談プロセスの管理・閲覧分析・顧客エンゲージメント」を優先するならTerasuを先に導入してください。「電子署名・契約書作成・承認ワークフロー」が最優先課題ならPandaDocが適しています。多くの日本企業の場合、まずTerasuで商談管理の課題を解決し、受注率が安定してきた段階でPandaDocを契約プロセスの効率化に追加する順序がROIを最大化しやすいです。

TerasuとPandaDocを競合他社も使っている場合、差別化はできますか?

ツール自体よりも「どう使うか」による差別化が重要です。TerasuでのDSRの品質(コンテンツの充実度・更新頻度・顧客への個別最適化)が高ければ、同じツールを使う競合に対しても顧客体験で明確な差をつけられます。特にPandaDocの提案書・見積書のデザインクオリティと、Terasuのルームのコンテンツ設計を磨き込むことが競合優位を生む核心です。

まとめ

TerasuとPandaDocは「DSR」と「ドキュメント管理・電子署名」という異なるカテゴリのツールです。

  1. 商談体験の統合が目的: Terasu → 閲覧分析・MAP・コミュニケーションを一元化
  2. ドキュメント作成・署名が目的: PandaDoc → テンプレート・電子署名・CPQが充実
  3. 両方必要: 併用も有効 → TerasuでDSR管理、PandaDocで契約処理

Forrester(2025)の調査によると、DSR導入企業は受注率が平均25%向上し、商談サイクルが30%短縮されています。一方、電子署名ツールの導入企業は契約締結までの期間が平均60%短縮されています。自社のボトルネックが「商談管理」か「契約処理」かを見極め、最適なツール(または組み合わせ)を選びましょう。

デジタルセールスルームの完全ガイドも合わせてご覧いただくと、DSRの全体像がより深く理解できます。

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