
催促メールの書き方と例文|顧客に素材・確認・承認をやんわり催促する文面と件名
催促メールとは、依頼した事柄への対応や返信が期限までに得られていないときに、相手に対応を促すために送るメールである。目的は相手を責めることではなく、止まっている理由を取り除いて、依頼を再び動かすことにある。そのため文面には、何を・いつまでに・なぜ必要なのかに加えて、相手が次に何をすればよいかを具体的に書く。
この記事のポイント(TL;DR)
- 催促メールは、件名で用件と期限を示し、本文は前回の依頼の引用、状況の確認、新しい期限と理由、行き違いへの配慮の順で組み立てます。件名の型は表にまとめています。
- 日本ビジネスメール協会の2026年の調査では、6割を超える人が「1日(24時間)以内に返信が届かないと遅いと感じる」と答えています。同じ調査で、返信が遅れる最大の理由は「内容の精査や情報の収集に時間がかかる」(46.83%)でした。
- だから2回目の催促は、同じお願いを繰り返すのではなく、相手が精査や情報集めをしなくても答えられる材料(選択肢・こちらの推奨案・一部だけの回答でよいという許可)を添えるほうが動きます。
- 受託・制作・コンサルの現場で多い「素材・原稿が届かない」「確認・フィードバックが返ってこない」「承認・検収が止まる」の3場面について、1回目・2回目・期限超過の例文を9本載せています。返信がない・日程調整・見積もり・入金確認の汎用例文もあります。
- 催促の回数を減らすには、最初の依頼の時点で期限・理由・遅れた場合の扱いを書いておくことが効きます。最後の章で依頼文の型を紹介します。
催促メールとは|リマインド・督促との違い
催促メールとは、期限を過ぎても対応や返信がない依頼について、相手に対応をお願いし直すメールです。似た言葉にリマインドと督促がありますが、送るタイミングと言葉の強さが違います。
| リマインド | 催促 | 督促 | |
|---|---|---|---|
| 送るタイミング | 期限の前 | 期限の後、または返信がないとき | 支払い期日などを過ぎ、催促しても対応がないとき |
| 相手の状態 | まだ遅れていない | 遅れている、または止まっている | 義務の履行が遅れている |
| 主な場面 | 会議の前日、提出期限の数日前 | 返信・資料・確認・承認の遅れ | 代金の未払いなど |
| 文面の強さ | 案内・念押し | 丁寧なお願い | 期限と対応を明確に求める |
催促が必要になる前にリマインドで防げるケースは多く、最後の章ではその出し方も扱います。
顧客への催促が難しい理由
社内の同僚への催促と比べて、顧客への催促は書きにくいものです。理由ははっきりしていて、相手は発注者であり、こちらは仕事を受けている側だからです。強く書けば関係が悪くなるのではないかと不安になり、やわらかく書きすぎると読み流されます。
受託・制作・コンサルの仕事では、顧客からの原稿や写真、デザイン案へのフィードバック、仕様の判断、納品物の検収など、先方にしか進められない工程が必ず挟まります。ここが止まると、こちらの作業も止まったまま納期だけが近づきます。催促は気まずい連絡ではなく、案件を予定どおりに進めるための業務連絡の一つです。そう割り切ったうえで、角が立たない書き方を選ぶのが現実的です。
催促メールを送る前に確認する4つのこと
催促メールを送る前に、送る必要が本当にあるのか、送るなら誰に何を書くのかを確認します。確認を飛ばして送った催促は、行き違いだったときに気まずさだけが残ります。
1. 相手から返信が来ていないか
最初に、自分の受信箱を確認します。迷惑メールフォルダ、共有の問い合わせアドレス、チャットツール、別の担当者あてのメールに返信が届いていることがあります。顧客が CC に入れた自社の別メンバーだけに返信していた、というのもよくある行き違いです。
2. 期限をはっきり伝えていたか
前回の依頼文を読み返し、期限が日付で書かれていたかを確認します。「お手すきの際に」「なるべく早めに」と書いていた場合、相手にとってはまだ遅れていません。この場合は催促ではなく、期限を初めて伝える連絡として書き直します。
| 前回の依頼の書き方 | 相手の認識 | 今回送るべきもの |
|---|---|---|
| 日付つきの期限あり | 遅れている | 催促メール |
| 「今週中」「月内」など幅のある期限 | 遅れているか微妙 | 期限を日付で確定させる連絡 |
| 期限なし(「お手すきの際に」など) | 遅れていない | 期限と理由を初めて伝える依頼 |
3. 本当に相手が動く番か
こちらの前提が抜けていて、相手が動けない状態になっていないかを確認します。確認用URLのアクセス権を付け忘れていた、添付ファイルが大きすぎて届いていなかった、相手が判断するために必要な情報をこちらがまだ渡していなかった、というケースです。この場合に催促を送ると、相手の不信を招きます。
4. 誰に送るか
依頼した相手が不在や異動で動けない場合もあります。自動返信で休暇が分かっていれば、戻る日に合わせて送るか、代わりの担当者を確認します。宛先に相手の上長や責任者を加えるのは、期限超過の段階で工程に影響が出る場合に限ります。1回目から上長を CC に入れると、担当者の顔をつぶすことになります。
催促メールはいつ送るか|「24時間」の根拠と、返事が遅れる本当の理由
催促メールを送るタイミングは、期限がある依頼なら期限の翌日、期限のないメールへの返信待ちなら送信から数日後が一般的な目安です。ただし、この「数日」を相手がどう受け取るかについては、参考になる調査があります。
6割を超える人が「24時間以内に返信がないと遅い」と感じている
一般社団法人日本ビジネスメール協会の「ビジネスメール実態調査2026」(調査期間2026年4月1日〜30日、インターネット回答、有効回答1,293名)によると、6割を超える人が「1日(24時間)以内に返信が届かないと遅いと感じる」と答えています。同協会の2024年の調査では「7割近い人」で、割合は下がったものの、引き続き過半数です。
ただし、これは返信を受け取る側の期待を聞いたもので、確認や判断を伴う依頼への対応期限を示したものではありません。「受け取りました、〇日までに確認します」という一次返信なら24時間以内が期待されやすいが、デザイン案の確認や社内決裁が必要な判断を24時間以内に求めるのは現実的ではありません。催促の目安を返信の期待より長めにとるのはそのためです。
返信が遅れる最大の理由は「内容の精査や情報の収集に時間がかかる」
同じ2026年の調査では、メールの返信が遅れる最大の理由は「内容の精査や情報の収集に時間がかかる」(46.83%)でした。「言葉遣いや構成、正しい敬語に迷う」(13.12%)、「書くのが遅い、時間がかかる」(12.22%)を大きく引き離しています。
回答者自身が返信を遅らせてしまう理由を聞いた設問ですが、催促する側から見ても示唆があります。返事が来ないとき、相手はメールを忘れているのではなく、答えるための確認や情報集めで止まっていることが少なくありません。その相手に「ご確認のほどよろしくお願いいたします」ともう一度送っても、確認の手間は減りません。
催促を動かすのは、相手の手間を減らして答えやすくする材料です。
- 選択肢に絞る:「AとBのどちらで進めるか」を聞く
- こちらの推奨案を示す:「特にご指定がなければAで進めたいと考えています」
- 一部だけの回答を許す:「全体のご確認が難しければ、トップページの3点だけ先にお返事いただけますか」
- 判断に必要な情報を足す:相手が社内で説明するための資料や、選んだ場合の影響を添える
この4つは、後の章の例文すべてで2回目の催促の型として使っています。
段階ごとの目安
一般的な目安として、次の間隔で考えます。いずれも土日祝日を除いて数えます。
| 段階 | 送る時期の目安 | 文面の重心 |
|---|---|---|
| リマインド | 期限の2〜3日前 | 期限の念押し |
| 1回目の催促 | 期限の翌日(期限なしの返信待ちなら送信から2〜3日後) | 状況の確認とお願い |
| 2回目の催促 | 1回目から2〜3日後 | 新しい期限、遅れた場合の影響、答えやすくする材料 |
| 期限超過への対応 | 2回目の期限を過ぎた時点、または工程に影響が出ることが確定した時点 | 日程を引き直す提案、責任者への共有 |
案件の山場で1日の遅れが致命的になる場合は、この間隔を縮め、メールではなく電話で確認します。逆に、相手が長期休暇中と分かっている場合は、戻る日に合わせます。
催促メールの構成と件名の型
催促メールは、件名と、本文の5ブロック(挨拶と前置き、前回の依頼の引用、状況の確認とお願い、新しい期限と理由、行き違いへの配慮を含む結び)で組み立てます。
件名は「用件+期限」で、一目で分かるようにする
件名は、相手が受信箱で見たときに、何の件で、いつまでに何が必要かが分かるようにします。前回の依頼に返信する形で送る場合は、「Re:」と元の件名を残したまま、頭に短く書き足すと、やりとりの経緯がたどりやすくなります。
| 用途 | 件名の例 |
|---|---|
| 1回目(やんわり) | 【ご確認のお願い】トップページ用の原稿・写真について(10/2ご提出分) |
| 返信の形で送る場合 | 【ご確認のお願い】Re: デザイン案のご確認のお願い |
| 2回目(期限を明示) | 【10/9(金)までにお願いいたします】トップページ用の原稿・写真のご提出について |
| 期限超過(影響あり) | 【ご相談】公開日の調整について(原稿ご提出の状況を踏まえて) |
| 承認・検収 | 【ご検収のお願い】コーポレートサイト一式(10/20納品分) |
件名に「至急」「緊急」「催促」を入れるのは避けます。受信箱で目立ちますが、受け取った側は責められている印象を持ちます。本当に急ぐ場合は、件名に期限の日付を入れるほうが事実として伝わります。
本文の5ブロック
本文は次の順に書きます。
| ブロック | 書くこと | 例 |
|---|---|---|
| 1. 挨拶と前置き | いつもの挨拶と、何の件かを一言で | 「10月1日にお送りしたデザイン案の件でご連絡いたしました」 |
| 2. 前回の依頼の引用 | 日付・内容・期限を具体的に | 「10月6日(火)までにご確認をお願いしておりました」 |
| 3. 状況の確認とお願い | 相手を責めない形で、現状を聞く | 「その後のご状況はいかがでしょうか」 |
| 4. 新しい期限と理由 | いつまでに、なぜ必要か | 「10月9日(金)までにいただけますと、公開日を維持できます」 |
| 5. 結び | 行き違いへの配慮と、相談の余地 | 「本メールと行き違いでしたらご容赦ください」 |
2番目の引用は、前回のメールをそのまま下に残す方法でもかまいません。ただ、相手は本文だけを読んで判断することが多いので、日付と内容は本文にも一行で書いておきます。
4番目の「理由」は省かないでください。期限だけを書くと、相手からはこちらの都合を押しつけられているように見えます。「公開日を維持するため」「次の工程に進むため」と理由があれば、相手は社内で優先度を上げる根拠にできます。
【受託・制作向け】顧客への催促メール例文(3場面×3段階)
受託・制作・コンサルの仕事で顧客に催促する場面は、大きく次の3つに分かれます。
- 素材・原稿が届かない:原稿、写真、ロゴデータ、既存資料など、顧客が用意する材料が来ない
- 確認・フィードバックが返ってこない:デザイン案や資料の確認、修正指示が返ってこない
- 承認・検収が止まる:仕様の決定、次の工程に進む承認、納品物の検収が進まない
止まっている理由がそれぞれ違うので、効く催促も違います。素材は相手の作業が止まっていることが多く、確認は判断に迷っていることが多く、承認・検収は相手の社内の手続きで止まっていることが多いからです。
以下の例文は、Webサイト制作の案件を例にしています。場面ごとに別の案件を想定しているので、日付は場面の中でだけつながっています。社名・日付・内容は置き換えて使ってください。
場面1:素材・原稿が届かない
素材や原稿が来ないとき、相手は多くの場合、社内の誰かに作成や手配を頼んでいて、その人の手が止まっています。担当者自身も困っていることが多いので、責めるのではなく、担当者が社内でせかしやすくなる情報を渡します。
1回目:期限と送り先を再掲する
件名:【ご確認のお願い】トップページ用の原稿・写真について(10/2ご提出分)
株式会社〇〇
〇〇様
いつもお世話になっております。△△の□□です。
9月25日にお願いしておりました、トップページ用の原稿と写真について
ご連絡いたしました。10月2日(金)のご提出でお願いしておりましたが、
現時点でこちらでは受け取りを確認できておりません。
・ご提出いただきたいもの:トップページの原稿(約800字)、メイン写真3点
・お送り先:共有フォルダ「01_素材」、またはこのメールへの返信
お手数ですが、ご状況をお知らせいただけますでしょうか。
ご準備に時間がかかりそうな場合は、先にお送りいただける分だけでも
助かります。
本メールと行き違いでご送付いただいておりましたら、ご容赦ください。
引き続きよろしくお願いいたします。
1回目は、状況を聞くことが主な目的です。期限と送り先を再掲するのは、相手が社内の担当者に転送しやすくするためです。
2回目:期限と、遅れた場合の影響を書く
件名:【10/9(金)までにお願いいたします】トップページ用の原稿・写真のご提出について
株式会社〇〇
〇〇様
いつもお世話になっております。△△の□□です。
10月5日にご連絡いたしました、トップページ用の原稿と写真の件です。
公開日に向けて工程を組み直したところ、
10月9日(金)までにいただければ、10月30日(金)の公開日は維持できます。
もし原稿のご準備に時間がかかるようでしたら、次の2つの進め方もご用意しています。
ご都合のよいほうをお選びください。
A. 原稿は後日ご提出いただき、写真3点だけ先にいただく
(レイアウトを先に仕上げ、原稿は流し込みで対応します)
B. 既存の会社案内パンフレットの文章をもとに、こちらで原稿の下書きを作る
(〇〇様には修正のみお願いします)
ご多忙のところ恐れ入りますが、ご検討のほどよろしくお願いいたします。
ここで効くのが、前の章で見た「答えやすくする材料」です。原稿が書けずに止まっている相手に「原稿をお願いします」と繰り返しても進みません。一部だけ先に出す案と、こちらが下書きを作る案を並べると、相手は「どちらにするか」を選ぶだけで済みます。
Bのように作業を引き受ける案を出す場合は、それが追加費用の対象になるかを先に確認しておきます。契約の範囲外なら、その旨もこのメールに書いてください。
期限超過:日程を引き直す提案をする
件名:【ご相談】公開日の調整について(原稿・写真のご提出状況を踏まえて)
株式会社〇〇
〇〇様
いつもお世話になっております。△△の□□です。
トップページ用の原稿と写真について、10月9日(金)までのご提出をお願いしておりましたが、
本日時点で、こちらではまだ受け取りを確認できておりません。
このままでは10月30日(金)の公開に間に合わせることが難しい状況です。
つきましては、次のいずれかで進めさせていただけないでしょうか。
1. 公開日を11月13日(金)に変更する
(10月20日(火)までに原稿・写真をいただければ間に合います)
2. 10月30日(金)は仮の文章と写真で公開し、差し替えを11月中に行う
どちらで進めるか、10月15日(木)までにご判断いただけますと幸いです。
必要でしたら、10分ほどお電話でご相談させてください。
なお、公開日の変更を含むご相談のため、〇〇部長にもCCでお送りしております。
期限超過の段階では、「お願い」から「日程の相談」に切り替えます。相手が決めるべきことを、公開日をどうするかという判断に変えるのがポイントです。上長を CC に加えるのは、このように日程や費用に影響が出る段階からにします。加えたことは本文に書き、担当者が知らないうちに上長へ話が行った、という形にしないでください。
場面2:確認・フィードバックが返ってこない
デザイン案や資料の確認が返ってこないとき、相手は見ていないか、見たけれど意見がまとまらずに止まっています。どちらなのかによって打つ手が変わります。
1回目:確認してほしい箇所を絞る
件名:【ご確認のお願い】Re: デザイン案のご確認のお願い(10/6期限分)
株式会社〇〇
〇〇様
いつもお世話になっております。△△の□□です。
10月1日にお送りしたトップページのデザイン案について、
10月6日(火)までにご確認をお願いしておりました。
その後、ご状況はいかがでしょうか。
全体を見ていただくのが難しい場合は、特に次の3点だけ
先にご意見をいただけますと、作業を進められます。
1. メインビジュアルの写真(A案・B案のどちらがよいか)
2. メニューの並び順
3. お問い合わせボタンの色
デザイン案の確認用URL:https://example.com/design/top
(URLが開けない場合はお知らせください)
本メールと行き違いでしたら、ご容赦ください。
よろしくお願いいたします。
URLを再掲して「開けない場合はお知らせください」と添えるのは、アクセス権の問題で止まっている可能性をつぶすためです。確認してほしい箇所を3点に絞ると、全体を見る時間がとれない相手でも返事ができます。
2回目:推奨案を示し、判断を求める
件名:【10/14(水)までにお願いいたします】デザイン案のご確認について
株式会社〇〇
〇〇様
いつもお世話になっております。△△の□□です。
トップページのデザイン案の件で、重ねてのご連絡となり恐縮です。
社内でのご検討に時間がかかっているようでしたら、
判断の材料として、こちらの推奨案をお送りします。
・メインビジュアル:A案(理由:採用ページと写真のトーンを揃えられるため)
・メニューの並び順:現行サイトと同じ
・お問い合わせボタンの色:コーポレートカラーの青
この内容でよろしければ、「推奨案でOK」とだけご返信いただければ、
そのまま下層ページのデザインに進めます。
変更したい点があれば、その点だけお知らせください。
10月14日(水)までにお返事をいただけますと、全体の日程を維持できます。
よろしくお願いいたします。
推奨案を示すのは、相手が一から検討し直す手間を省くためです。返信の手間も「推奨案でOK」の一言にまで下げています。
ここで「期限までにご返信がない場合は、推奨案で進めます」と書きたくなるかもしれません。ただ、相手の同意なしに進めた内容は、後で「確認していない」と言われたときに手戻りになります。返事がないことを承認とみなす運用は、あらかじめ案件の最初に合意しておいた場合に限ります。この合意の取り方はキックオフで決めておく項目、なぜ手戻りにつながるのかは顧客と進める案件の手戻りの4類型で扱っています。
期限超過:会話の場をつくる
件名:【ご相談】デザイン案のご確認について(10分ほどお時間をいただけますか)
株式会社〇〇
〇〇様
いつもお世話になっております。△△の□□です。
トップページのデザイン案について、何度かご連絡を差し上げておりました。
メールでは細かな点をお伝えしにくい部分もあるかと思いますので、
画面を見ながら10分ほどでご意見をうかがえないでしょうか。
候補日時:
・10月16日(金)10:00〜
・10月16日(金)15:00〜
・10月19日(月)11:00〜
ご都合が合わない場合は、ご希望の日時をお知らせください。
なお、10月19日(月)までにご意見をいただけない場合、
公開日を1週間後ろにずらすご相談が必要になりそうです。
お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
確認が返ってこない状態が続くのは、相手が文章で意見をまとめるのが負担になっている場合が少なくありません。短い打ち合わせで口頭のフィードバックをもらい、こちらが議事録にまとめて送り返すほうが早く進みます。口頭で決まった内容は、その日のうちに文面で残します。残し方は議事録の書き方と、「言った言わない」を防ぐ決定記録で解説しています。
場面3:承認・検収が止まる
仕様の決定、次の工程に進む承認、納品物の検収が止まるとき、担当者の手元では結論が出ていても、相手の社内の決裁や上長の確認で止まっていることがよくあります。担当者に何度催促しても、担当者自身には進める権限がありません。
1回目:誰の承認待ちかを確認する
件名:【ご検収のお願い】コーポレートサイト一式(10/20納品分)
株式会社〇〇
〇〇様
いつもお世話になっております。△△の□□です。
10月20日(火)に納品いたしましたコーポレートサイト一式について、
10月27日(火)までのご検収をお願いしておりました。
その後のご状況はいかがでしょうか。
もし社内でのご確認の途中でしたら、
・どなたのご確認待ちか
・いつ頃に完了のご予定か
を教えていただけますと、こちらのスケジュールを合わせられます。
ご確認の中で不具合や気になる点が見つかっておりましたら、
一覧でお送りいただければ、すぐに対応いたします。
本メールと行き違いでしたら、ご容赦ください。
よろしくお願いいたします。
承認・検収の1回目では、誰の手元で止まっているかを聞きます。担当者が「上長の確認待ち」と答えてくれれば、次の催促の宛先と書き方が決まります。「不具合があれば一覧で」と添えるのは、細かな不具合が見つかったまま言い出しにくくなり、止まっている場合があるからです。
2回目:決裁に必要な材料を用意する
件名:【11/4(水)までにお願いいたします】コーポレートサイトのご検収について
株式会社〇〇
〇〇様
いつもお世話になっております。△△の□□です。
コーポレートサイト一式のご検収について、重ねてのご連絡となり恐縮です。
〇〇部長のご確認待ちとうかがいましたので、
社内でご説明いただく際にお使いいただける資料をお送りします。
・検収チェックリスト(キックオフで合意した確認項目と、各項目の確認結果)
・修正履歴(デザイン確定以降に対応した修正の一覧)
・公開後の保守についてのご案内
チェックリストのとおり、合意した確認項目はすべて対応済みです。
11月4日(水)までにご検収いただけますと、
予定どおり11月の保守期間に入ることができます。
ご不明な点があれば、〇〇部長へのご説明に私が同席することも可能です。
よろしくお願いいたします。
決裁で止まっているとき、担当者は上長に説明する材料を持っていないことがあります。検収基準に照らした確認結果を一枚にまとめて渡せば、担当者はそれを上長に転送するだけで済みます。そのためには、検収の基準を案件の最初に合意しておく必要があります。
期限超過:責任者に共有し、次の日程を提案する
件名:【ご相談】コーポレートサイトのご検収と今後の進め方について
株式会社〇〇
〇〇部長
〇〇様
いつもお世話になっております。△△の□□です。
10月20日(火)に納品いたしましたコーポレートサイト一式について、
ご検収の状況を確認させていただきたく、ご連絡いたしました。
担当の〇〇様には10月28日と10月30日にご連絡を差し上げており、
現在〇〇部長のご確認待ちとうかがっております。
ご検収が完了しないと、予定していた保守期間の開始が遅れる状況です。
ご確認にあたって懸念点がございましたら、
11月10日(火)または11日(水)に30分ほどお時間をいただき、
直接ご説明させていただけないでしょうか。
ご都合のよい日時を、11月6日(金)中にお知らせいただけますと幸いです。
検収チェックリストを改めて添付いたします。
ご多忙のところ恐縮ですが、ご検討のほどよろしくお願いいたします。
期限超過の段階で決裁者を宛先に加えるときは、これまでの経緯(いつ、誰に、何を依頼したか)を事実だけで書きます。担当者の対応が遅いと読める書き方は避け、「確認待ちとうかがっている」と状況として伝えます。
検収の遅れと支払期日の関係
2026年1月1日に施行された中小受託取引適正化法(取適法。旧・下請法)は、第3条で、支払期日は委託事業者が「検査をするかどうかを問わず」、給付を受領した日から起算して60日の期間内に定めなければならないとしています(e-Gov法令検索で2026年9月25日に条文を確認)。対象となる取引では、検収が長引いても、支払期日を受領日から60日より後ろにずらすことはできません。
ただし、顧客が自社で使うWebサイトを発注する取引は、多くの場合この法律の対象外です。公正取引委員会の取適法Q&A(Q43)は、通常ホームページは自社の宣伝のために使う「自家使用」の情報成果物にあたるとしています。対象になりやすいのは、制作会社から協力会社への再委託や、顧客が有償で提供するコンテンツの制作などです。資本金・従業員数の基準は顧客とのキックオフの記事の取適法の章にまとめています。本記事は法律の解説を目的としたものではないため、個別の取引については専門家に確認してください。
催促メールに法律の条文を持ち出すのは、関係を損なうので避けます。対象となる取引で支払期日が近づいている場合は、「お支払期日が〇月〇日となっておりますので」と日付を事実として伝えれば十分です。
顧客の「確認待ち」がどこで止まっているかを、12問で点検する
Terasuの無料診断は、案件の進めかたを12問で振り返り、見える・進む・説明できる・顧客体験の4つの観点でスコアを出します。催促が多い案件でどこに負荷が集中しているかの当たりをつけられます。登録なしで利用できます。
無料で診断するよくある場面の催促メール例文
受託の3場面以外で、ビジネスの催促メールとしてよく使う例文をまとめます。
返信がない(期限のない問い合わせ)
件名:Re: 〇〇についてのご相談
〇〇様
いつもお世話になっております。△△の□□です。
9月25日に〇〇についてご相談のメールをお送りいたしましたが、
届いておりますでしょうか。
念のため、下記に同じ内容をお送りいたします。
恐れ入りますが、10月2日(金)までにご意見をいただけますと、
次回の打ち合わせに反映できます。
行き違いでご返信いただいておりましたら、ご容赦ください。
よろしくお願いいたします。
――― 以下、9月25日のメール ―――
(前回の本文)
期限のない問い合わせでは、1回目の催促で初めて期限を伝えることになります。「届いておりますでしょうか」と、メールが届いていない可能性から入ると、相手が気まずくならずに返信できます。
日程調整の返事がない
件名:Re: 打ち合わせ日程のご相談
〇〇様
いつもお世話になっております。△△の□□です。
先日お送りした打ち合わせの候補日について、ご都合はいかがでしょうか。
候補日のうち10月7日(水)の枠は、明日中にご返事がない場合、
他の予定を入れてしまう可能性があります。
・10月7日(水)14:00〜15:00
・10月8日(木)10:00〜11:00
・10月9日(金)16:00〜17:00
いずれも難しい場合は、ご都合のよい日時をいくつかお知らせください。
よろしくお願いいたします。
日程調整の催促では、候補日を再掲して、返事がすぐ出せるようにします。候補が埋まる可能性を伝えるのは、実際にそうなる場合だけにしてください。
見積もり・資料の提出を待っている
件名:【ご確認のお願い】お見積もりのご送付について
〇〇様
いつもお世話になっております。△△の□□です。
9月28日にお願いしておりました〇〇のお見積もりについて、
10月2日(金)頃にいただけるとうかがっておりましたが、
その後のご状況はいかがでしょうか。
社内の検討会議が10月8日(木)にあるため、
10月6日(火)までにいただけますと大変助かります。
概算でも構いませんので、ご検討いただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
こちらが発注する側でも、催促の書き方は同じです。「概算でも構いません」のように、一部の回答でよいと伝えると、相手が動きやすくなります。
入金の確認
件名:【ご確認のお願い】9月分ご請求のお支払いについて
株式会社〇〇
経理ご担当者様
いつもお世話になっております。△△の□□です。
9月30日付でお送りしたご請求書(請求番号:2026-0930-01)について、
お支払期日の10月30日(金)を過ぎた現在、弊社口座へのご入金を確認できておりません。
お手数ですが、お支払い状況をご確認いただけますでしょうか。
すでにお手続きいただいている場合は、行き違いとなり申し訳ございません。
ご請求書の再送が必要でしたら、お知らせください。
よろしくお願いいたします。
入金の催促は、まず自社の入金記録を確認してから送ります。振込名義が違うために入金が見つからないことや、請求書が相手の経理に届いていないこともあるので、「確認できておりません」と事実だけを伝えます。
「催促してすみません」の言い換えとクッション言葉
「催促してすみません」は、気持ちは伝わりますが、ビジネスメールではやや砕けた印象になります。また「催促」という言葉自体が強く聞こえるため、多くの場合は別の表現に言い換えます。
| 言いたいこと | 言い換えの例 |
|---|---|
| 催促してすみません | 重ねてのご連絡となり恐縮です/たびたびのご連絡、失礼いたします |
| 急かすようですみません | お急がせするようで申し訳ございません/ご多忙のところ恐れ入りますが |
| 催促するようで恐縮ですが | 念のためのご確認で恐縮ですが/確認のためご連絡いたしました |
| 早く返事がほしい | 〇月〇日までにご返信いただけますと幸いです |
| まだですか | その後のご状況はいかがでしょうか |
| 見てもらえましたか | ご覧いただけましたでしょうか/お目通しいただけましたでしょうか |
クッション言葉は、お願いの前に置いて文面の印象を和らげる言葉です。催促メールでは次のような表現がよく使われます。
- お忙しいところ恐れ入りますが
- お手数をおかけしますが
- 重ねてのお願いとなり恐縮ですが
- 行き違いでしたら申し訳ございません
- ご事情もあるかと存じますが
ただし、クッション言葉を重ねすぎると、肝心の期限と依頼内容が埋もれます。1通につき1〜2か所にとどめ、期限と依頼内容は短い文で書きます。
催促メールで避けたい表現
催促メールで避けたいのは、相手の落ち度を前提にした表現と、期限や依頼内容があいまいな表現です。
| 避けたい表現 | 理由 | 言い換え |
|---|---|---|
| まだいただけていません | 相手の落ち度を指摘する形になる | こちらではまだ受け取りを確認できておりません |
| 至急ご対応ください | 理由がなく、命令に聞こえる | 〇月〇日までにいただけますと、公開日を維持できます |
| 何度もお願いしておりますが | 責める意図が伝わる | 重ねてのご連絡となり恐縮です |
| お手すきの際にご確認ください | 期限がなく、後回しにされる | 〇月〇日までにご確認いただけますと幸いです |
| ご確認いただけましたか? | 詰問調に聞こえる | ご覧いただけましたでしょうか |
| 念のため、上長の方にもお送りします | 担当者を飛び越えた印象になる | 公開日の変更を含むご相談のため、〇〇部長にもCCでお送りしております |
もう一つ避けたいのは、催促の文面に苛立ちや皮肉を混ぜることです。メールは記録として残り、相手の社内で転送されます。後から誰が読んでも、事実と依頼だけが書かれている文面にしておきます。
メール以外で催促するとき
催促はメールだけで行う必要はありません。メールで2回連絡しても反応がない場合、同じ手段を繰り返すより、手段を変えるほうが早く解決することがあります。
電話で確認する
期限超過が近い、あるいはメールが届いていない可能性があるときは電話が有効です。電話では「メールをお送りしたのですが、届いていますでしょうか」と、到達の確認から入ります。その場で期限や対応を決めた場合は、通話のあとに「先ほどお電話でお話しした内容の確認です」とメールで要点を送り、記録に残します。
チャットツールでやんわり催促する
顧客とSlackなどのチャットツールでやりとりしている場合、メールよりも短く、軽い文面にします。
〇〇さん、先日お送りしたデザイン案の件、ご覧いただけましたでしょうか。
メインビジュアルのA案・B案だけでも先にお返事いただけると助かります🙏
(全体のご確認は10/14までで大丈夫です)
チャットは流れやすいので、期限と依頼内容はメッセージの中で完結させます。「先日の件」だけでは、相手がさかのぼって探す手間が生じます。
定例会議の場を使う
定例会議がある案件では、議題に「先方にお願いしている事項の確認」を固定の項目として入れておくと、催促のメールを送る回数そのものが減ります。お願いしている事項を一覧にして、毎回の議題に並べる方法は顧客向けの進捗報告の書き方で紹介しています。
社内・上司へ催促するとき
社内の同僚や上司への催促は、顧客向けほど丁寧にする必要はありませんが、期限と理由を伝える点は同じです。なぜ今必要なのか(お客様への回答期限など)を添えると、優先順位を上げてもらいやすくなります。推奨案を示して判断の手間を減らす方法も、顧客向けと同じく使えます。具体的な言い方はFAQに載せています。
英語で催促メールを書くとき
英語の催促メールでは、件名に Reminder や Follow-up を使うのが一般的です。やわらかく書くなら Gentle Reminder、前回のやりとりを受けて確認するなら Following up on のように書きます。
Subject: Following up: Design review for the top page (originally due Oct 6)
Hi 〇〇,
I hope you're doing well. I'm following up on the design draft I sent on October 1.
Could you share your feedback on the three points below by Wednesday, October 14?
1. Main visual (Option A or B)
2. Order of the menu items
3. Color of the contact button
If you've already replied, please disregard this message.
Thank you,
□□
英語でも、期限の日付と、何に答えればよいかを具体的に書く点は日本語と変わりません。
催促の回数を減らす依頼の出し方
催促メールの書き方を整えても、催促が必要になる状況そのものが減るわけではありません。催促が多い案件では、たいてい最初の依頼の出し方に原因があります。
最初の依頼に「期限・理由・遅れた場合の扱い」を書く
催促が必要になる依頼の多くは、最初の依頼文に次のどれかが欠けています。
| 最初の依頼に書くこと | 欠けていると起きること |
|---|---|
| 日付つきの期限 | 相手の中で後回しになり、催促しても「まだ期限前」と受け取られる |
| 期限の理由(何の工程に使うか) | 相手が社内で優先度を上げる根拠を持てない |
| 遅れた場合の扱い(公開日がずれる、仮素材で進めるなど) | 遅れが起きてから初めて影響を伝えることになり、揉める |
| 送り先と形式 | 相手が「どこに何を出せばいいか」で止まる |
| 答えやすくする材料(選択肢・推奨案) | 相手が確認や情報集めに時間を取られ、返信が止まる |
これを依頼文にすると、次のような形になります。
件名:【10/2(金)までにお願いいたします】トップページ用の原稿・写真のご提出
株式会社〇〇
〇〇様
いつもお世話になっております。△△の□□です。
トップページ用の原稿と写真のご提出をお願いいたします。
・ご提出いただきたいもの:原稿(約800字)、メイン写真3点
・期限:10月2日(金)
・理由:10月5日からトップページの制作に入るため
・お送り先:共有フォルダ「01_素材」
・期限を過ぎた場合:公開日(10月30日)を維持するため、
写真はこちらで用意した仮の素材で進め、後日差し替えとさせていただきます
原稿の書き方に迷われた場合は、会社案内の文章をもとに
こちらで下書きをお作りすることもできますので、お気軽にご相談ください。
よろしくお願いいたします。
「期限を過ぎた場合」の扱いは、依頼のたびに決めるより、案件の最初にまとめて合意しておくほうが確実です。先方の宿題と待ちの扱いを最初に決める方法は顧客とのキックオフミーティングの進め方で扱っています。
先方の宿題を、自社の作業と同じ一覧に並べる
依頼をメールごとにばらばらに出していると、相手は自分が今いくつの宿題を抱えているのかを把握できません。自社の作業と先方にお願いしている事項を同じ一覧に並べ、「次に誰の番か」を双方から見えるようにしておくと、催促は「お願い」ではなく「状態の共有」になります。
先方が見たかどうかが分かる場所に置く
催促のタイミングを判断しにくい理由の一つは、相手が依頼を見たのかどうかが、こちらから分からないことです。まだ開かれていないのなら「届いていますでしょうか」と送り直すべきですし、見たうえで止まっているのなら、答えやすくする材料を足すべきです。この2つを見分けられないまま同じ催促を繰り返すと、関係が消耗します。
案件の共有のしかた全体を見直したい場合は、クライアントワークとはで、顧客と同じものを見ながら仕事を進める考え方を整理しています。
誰のボールか、いつまでか、先方が見たかを、案件ごとに1か所で
Terasuは、顧客と進める案件ごとに共有ワークスペースをつくるツールです。自社と顧客のタスクを同じボードで管理でき、誰の番か・期限はいつかが双方から見えます。共有した資料の閲覧状況も確認できるので、催促する前に、相手が見たかどうかが分かります。1案件から無料でお試しいただけます。
無料で案件Roomを作るよくある質問(FAQ)
ビジネスメールで「催促してすみません」の言い換えは?
「重ねてのご連絡となり恐縮です」「たびたびのご連絡、失礼いたします」が使いやすい表現です。「催促」という言葉は相手に強く響くため、メールの中では使わずに、何度目の連絡かを伝える表現に言い換えるのが一般的です。
「急かすようになってしまいすみません」の敬語表現は?
「お急がせするようで申し訳ございません」「ご多忙のところ恐れ入りますが」などが使えます。急いでいる理由(公開日を維持するため、など)を続けて書くと、相手に事情が伝わり、急かされている印象がやわらぎます。
催促の柔らかい表現は?
「その後のご状況はいかがでしょうか」「ご覧いただけましたでしょうか」のように、相手の状況をたずねる形にすると柔らかくなります。あわせて「行き違いでしたらご容赦ください」と添え、相手がすでに対応している可能性に配慮します。柔らかくしても、期限の日付だけは省かないでください。
上司に催促するときの言い方は?
「〇〇の件、ご確認いただけましたでしょうか。お客様への回答期限が明日のため、本日中にご判断いただけると助かります」のように、なぜ今必要なのかを添えます。判断に迷っていそうなときは、「A案で進めてよろしいでしょうか」と推奨案を示すと、返事をもらいやすくなります。
LINEやチャットでやんわり催促するには?
メールより短く、1つのメッセージの中で依頼内容と期限を完結させます。「先日の件」ではなく「10/1にお送りしたデザイン案の件」と具体的に書き、「A案・B案だけでも先にお返事いただけると助かります」のように、一部だけの回答でよいと伝えると返事が来やすくなります。
「催促するようで恐縮ですが」の言い換えは?
「念のためのご確認で恐縮ですが」「確認のためご連絡いたしました」などに言い換えられます。いずれも、相手を急かすのではなく状況を確認したい、という姿勢を伝える表現です。
催促メールはいつ送ればよいですか?
期限がある依頼なら期限の翌日、期限のない返信待ちなら送信から2〜3日後(土日祝日を除く)が一般的な目安です。日本ビジネスメール協会の「ビジネスメール実態調査2026」では、6割を超える人が1日(24時間)以内に返信が届かないと遅いと感じると答えています。ただしこれは返信への期待を聞いたもので、確認や判断を伴う依頼の期限とは別に考えます。
催促は何回まで送ってよいですか?
回数の決まりはありませんが、同じ手段と同じ文面で3回以上送っても状況は変わりにくいものです。2回目で期限と影響、答えやすくする材料を示し、それでも動かない場合は電話や打ち合わせに手段を変えるか、日程の変更を含めて相談する段階に移ります。
英語の催促メールの件名は?
Reminder、Gentle Reminder、Following up on などが一般的です。「Following up: Design review for the top page (originally due Oct 6)」のように、何の件で当初の期限がいつだったかを件名に入れると、相手が受信箱で内容を判断できます。
まとめ
催促メールは、相手を責める連絡ではなく、止まっている依頼を再び動かすための業務連絡です。
- 送る前に確認する:返信が届いていないか、期限を日付で伝えていたか、相手が動ける状態か、誰に送るかを確認します
- 件名で用件と期限を伝える:「至急」「催促」ではなく、期限の日付を入れます
- 2回目は答えやすくする材料を添える:返信が遅れる最大の理由は「内容の精査や情報の収集に時間がかかる」です。選択肢、推奨案、一部だけの回答でよいという許可を添えます
- 期限超過では日程の相談に切り替える:お願いを繰り返すのではなく、公開日や工程をどうするかの判断を相手に求め、必要なら責任者に経緯を事実で共有します
- 催促の回数そのものを減らす:最初の依頼に期限・理由・遅れた場合の扱いを書き、先方の宿題を自社の作業と同じ一覧に並べます
まずは今送ろうとしている催促メールの件名に、期限の日付が入っているかを確認するところから始めてみてください。


